(2面)
2001/02/16[第4号] Japan Dietetics Institute
【甘味料のおはなし】
大きくわけると次のようになります。
糖アルコール ソルビトール、マルチトール、エリスリトール、キシリトール etc
低カロリー甘味料 アスパルテーム、ステビア(ステビオサイド)、羅漢果 etc
 
良い点、悪い点をあげるとこのようになります。
 
ここで誤解してほしくないのは、 「虫歯にならない」のではなく「なりにくい」ということです。
また、個人差がありますが、消化されにくいということは「おなかがゆるくなる」こともありますので気をつけておかなければなりません。

そして何より、味は砂糖のそれとは異なるものだということです。
 
「糖尿病」の方や「ダイエットするぞ〜!」という人がある日突然食事の量を「今までの半分に」してしまえば、きっと精神的にも肉体的 にも負担になるはずです。

例えば1日に砂糖を50g使うとしたら

50g×4kcal=200kcal   ですね。

それをご飯に換算した場合、小さいお茶碗1杯強とほぼ同じです。
代用甘味料を使うことで、これが自然とカットできるというわけです。
(カロリー0の甘味料の使用の場合)

全く同じ食事をすることを考えた場合、見た目が変わらず、エネルギーカットできる、という点から考えれば大変効果があると思います。
 

「買ってはいけない・食べてはいけない」論争はここではいたしません。
例えば「砂糖」が本当に体に悪いのであれば、「毒」ということになります。 でもそれは違いますよね。

魚の「天然・養殖」や牛肉の「和牛・輸入牛」にこだわったりすることと同じことだと考えるといいと思います。それぞれに「良さ」があるのですからね。

「代用甘味料」の使用についても、「おなかがゆるくなる場合がある」という認識があればよいことです。

適度な「アルコール」は体に良いと言われますが、過剰摂取は「肝障害」や 「アルコール中毒」を引き起こしかねません。

なにごともじっくり選び、摂る量・摂る回数を自分自身で気をつけることです。

 
 
カロリーが気になる場合、調理方法や選ぶ食材(肉なら部位)をかえることでカロリーダウンは十分できます。

砂糖のかわりに別の甘味料を使用するのも1つの方法かもしれませんが、毎日食べるおやつを2日に1回にしたり、2個食べるところを1個にすると いうことも1つの方法です。
時には「しあわせ感」を存分に味わうことも大切です。

ダイエットは体の栄養心の栄養も大切ですよ!
 
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