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最近では「お年寄り」という定義づけは難しく、個人差がかなりあり、日々活動的に生活している方は、年齢より若々しく見えるものです。
ただ、長年の生活習慣や体の酷使によって体のいたるところが悪くなっていることがありますから、それに合わせた食生活も必要になってきます。
一概に「老人食」と言っても、個人の状況に応じた食事が一番よいので、その為の指針となるようなことを、ここではご紹介しておきます。 |
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「お年寄りはあっさりとしたものが・・」と思っている方も多いと思います。ご本人があまり好きではないと言われる方もいらっしゃると思います。
しかし、タンパク質は痴呆・動脈硬化・心疾患・脳疾患を予防します。食事の量も若い頃のようにどんどん食べられるわけではありませんので、その上に肉・魚などの動物性たんぱくを取らないとなれば、タンパク質は不足します。
タンパク質が不足すると脳の活動も低下しますので、なるべく意識してたんぱく源を摂取しましょう。
魚はDHA・EPAの宝庫です。
最近よく言われるDHA・EPAとは不飽和脂肪酸のことです。不飽和脂肪酸というのは特に青魚に含まれ、血管中に血栓ができるのを防ぎ、動脈硬化を防ぐ働きがあります。肉と魚をバランスよく取るよう心がけましょう。 |
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年齢を重ねるうちに、どうしてももろくなりやすいのが骨や歯です。
歯が弱くなると、おいしいものもおいしく食べられなくなります。また、骨折することで寝たきりになったり、色々な病気を引き起こすことにもなりかねません。
カルシウムは骨や歯を丈夫に保つだけではなく、高血圧も予防できます。小魚・豆腐・牛乳・乳製品にはカルシウムがたくさん含まれているので努めて取るようにしたいものです。 |
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ビタミンが不足すると色々な症状が出てきますが、まとめて言うとビタミンを取ることでかなり老化を防ぐことができます。
緑黄色野菜にはたくさんのビタミンやカロチンが含まれていますので、切り方や料理の仕方を工夫して、なるべくたくさんとるようにしましょう。
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高齢者と若い世代が一緒に住むと、献立のバランスがなかなかとりにくいものです。できれば家族が同じ献立を囲むことが理想ですので、料理される方も常に工夫を加えてみて下さい。 |
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