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膵臓は自覚症状のない間にかなり機能低下が起こります。なるべく症状の出る前に食事療法で機能低下を防がなければなりません。
症状としては急性膵炎と慢性膵炎があります。急性膵炎は、膵液が活性化して膵組織を破壊していき、慢性膵炎は、機能が回復する見込みがなくなるのが主な特徴です。
原因は急性膵炎の場合、胆石や脂肪食過多、アルコールの取りすぎなどがあげられます。慢性膵炎については、原因がまだはっきりとは解明されていませんが、アルコールの過剰摂取などに大きく因果関係があるといわれています。
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膵液の分泌を抑えることが大変重要です。
慢性膵炎になってしまうと手術が必要になってきますので、早くから食事などで膵機能の低下を防ぐことが必要になります。 |
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食物摂取によって膵液分泌は盛んになるので、食物の質と量を考えることが大切です。
特にホルモン分泌を盛んにする脂質の摂取を制限し、膵臓になるべく負担がかからないようにしなければなりません。単に油脂を制限するのではなく食品中に含まれる脂肪に注意することも必要です。また、胃液の分泌を促進するような刺激の強いもの、繊維の多い硬いものなども避けるようにしましょう。
膵疾患はアルコールも重要な因子です。アルコールもなるべく控えるようにするか、できればやめましょう。 |
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慢性膵炎の場合の食事基準例 |
エネルギー(Kcal)
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たんぱく質(g)
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脂質(g)
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糖質(g)
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1600
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50
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20
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300
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