従来のデパ地下の銘菓売り場はどちらかといえば、お土産などの贈答用として購入する客層向けであったような気がします。最近では自分用に購入したいという人向けに、バラ売りのコーナーを設けたデパートも多くなりました。少しずつ買っていろいろな味を楽しみたいというわがままな気持ちをうまく利用しているのです。
また、和風料理の基本の「味噌」や「お米」。 季節の食材や料理によっての使い方やブレンドを提案し、少ない量を購入してもらうことで、何度も足を運んでも らおうという気持ちがあるのです。お米にしても、相性の良い「お水」などを一緒に紹介すると、抱き合わせて販売できるという効果もあります。
帰宅時間もバラバラで好みも違い、家族の人数も少ないとくれば、”お惣菜”や”○○の素”の需要はこれからますます増えてくるのではないでしょうか。カット野菜の需要も毎年大変な伸びをみせているとか。 外国の”デリ”のようにお洒落で開放的なお店はこれからますます利用が高まると予想されます。