【水】 |
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第12回の「飲み物」の記事で我が家では飲料水はミネラルウォーターで、料理に使うのは浄水器の水だと書きました。 先日、帰宅するとポストに「○月○日AM9:00〜PM5:00まで貯水槽の清掃のため断水します」というお知らせが投函されていました。 貯水槽の掃除が終わってからというものうちの台所の水があまりでなくなり、浄水器の切り替えで「シャワー」にしてもシャワーにならないほど水の出が悪くなってしまったのです。 「まったくもう・・・」と思いつつ数日が過ぎ、食器も満足に洗えない不便さにいらいらして「明日は絶対不動産屋に電話しよう・・・」と思いながら、とりつけてあった浄水器をはずしてみると..... 浄水器が取り除かれた蛇口からは水が勢いよく出るではありませんか。 ?????? 浄水器が蛇口とちょうど接合する部分にゴムのパッキンがあり、パッキンの周りに”さびた鉄粉のかたまりのようなもの”が..... ブラシを使うとでるわ でるわ。 おそらく貯水槽を洗ったときの汚れが水道管を通じてうちの蛇口までやってきたのでしょう。でも浄水器があったがためにそのパッキンの所で塞き止められていたのです。 水流がもとに戻った喜びと「これをもし飲んでいたら・・・」という恐怖をちょっとばかり体験しました。 ちょっとした水のトラブルのお話から今回は入ってしまいましたが、今回はミネラルウォーターについてお話してみたいと思います。 |
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最近ではミネラルウォーターが浸透してきて、飲料水などはこれを利用しているご家庭も多いと思います。 ミネラルウォーターが日本で最初に販売されたのは今から120年位前と言われています。しかし、最初の商品は”炭酸”を含んでおり、それが現在の「サイダー」に生まれ変わったというのです。 本格的にミネラルウォーターが浸透してきたのは1960年代後半からで、「ウィスキー」の水割り用として多く利用されはじめました。ですからまずは商用として利用され、その後家庭に浸透していったのです。 しかし家庭に浸透してから現在まで、まだ20年に満たないのですから、水を購入するということが普及したのはつい最近ということでしょうね。 最初にハウス食品が1983年に「六甲のおいしい水」を販売して以来、外国から次々と輸入販売されはじめ、現在では商用より家庭での消費量が多くなりました。年間の消費量が100万キロリットルの大台を突破し、国民一人あたり年間9リットル近くを消費しているということになります。 |
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普段店頭に並んでいるミネラルウォーターにも色々と個性というか特徴があるのご存知ですか? まずはミネラルウォーターが4つに区分されるということから抑えていきましょう。 |
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ミネラルウォーターの品質表示 |
品 名 | 原 水 | 処理方法 | ナチュラルウォーター | 特定水源より採取された地下水 | ろ過、沈殿及び過熱殺菌(中心部水温85℃で30分以上)に限る。 | ナチュラルミネラルウォーター | 特定水源より採取された地下水のうち、地下で滞留または異動中に無機塩類が溶解したもの。鉱水・項泉水等の天然のCO2が溶けて発泡性のある地下水を含む。 | ろ過、沈殿及び過熱殺菌(中心部水温85℃で30分以上)に限る。 | ミネラルウォーター | ろ過、沈殿及び過熱殺菌以外に次に挙げる処理を行ったもの。 ・複数の原水の混合 ・ミネラル分の調整 ・オゾン殺菌 ・紫外線殺菌 等 | ボトルドウォーター または飲料水 | 飲用適の水(純水、蒸留水、河川の表流水、水道水 等) | 処理方法の限定なし | |
ミネラルウォーター品質表示ガイド(農林水産省1991年)より |
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「自分が飲んでいる水はいったいどれにあてはまる?」そんな疑問をもったとき解決法はいたって簡単! まずはボトルの裏をみてそこにある「品名」というのも見てください。ちゃんと書いてあるはずです。 |
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同じ「品名」で区分される水であってもなんとなく”味”が違うような気がする時ってありますよね。 それは水の中の"ミネラル分”、分かりやすく言うと、カルシウムとマグネシウムの量が大きな要因となっているです。 この2つのミネラル分にある係数を掛け、それぞれ合計したものが水の硬度と呼ばれ、数値の高いものが「硬水」低いものが「軟水」となるわけです。 また、同じマグネシウムでも「炭酸マグネシウム」と「硫酸マグネシウム」では味も働きもかわってきます。 市販の水を説明すると次のようになります。 |
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皆さんもこのような特徴を生かしてミネラルウォーターを使い分けてみて下さい。 |
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今夏は首都圏の方では水不足が深刻でした。深刻化するにつれ、ミネラルウォーターがよく売れたそうです。 大手スーパーなどでは大量に確保しなければならないため地方に流通されるはずのものまでも首都圏に回されたとも聞きました。 米不足と水不足どちらが深刻化と言えば..... やはり水不足でしょうね。水がなければ作物も育ちませんし、第一にご飯だって炊けません。 水は生活の至る所で必要ですからやはり、水を無駄にすることがないように普段から節水を心がける必要がありますね。 |
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